2022年1月21日
イチゴ栽培ブログ第13回です。
ブログ第9回に引き続き今年定植している品種の紹介をしていきたいと思います。
・紅ほっぺ
静岡県農業試験場で開発された品種で、2002年に品種登録されています。母親が章姫、父親がさちのかです。食味は甘みと酸味のバランスが取れたもので、果皮もある程度固いので輸送性も良いです。静岡県のマニュアルでは草姿は立性で草勢は強いとされていますが、以前紹介したかおり野よりかはボリュームが小さい品種です。ほかの品種と比較してチップバーンがでやすいイメージです(筆者の栽培が下手なのは重々承知しています)。当圃場では以前の栽培では約7.5t/10aほど収穫ができた実績があり、割と収量が多い品種になります。
1月20日撮影
・章姫
上記の紅ほっぺの親となった品種で、久能早生と女峰を掛け合わせることで作られました。静岡県の萩原章弘氏が開発した品種です。どこかの機関に所属していたのならわかりますが、個人で品種を開発したのであればすごいですね。紅ほっぺと同様に草姿は立性で草勢は強いとされています。食味は非常に甘く、酸味は少ないので、非常においしい品種とされていますが、果皮が柔らかいため輸送性が低く、観光農園に適した品種といえます。
当圃場ではたまたま苗が入手できたので昨年定植しました。ただ、定植時期が11月中旬だったため、株はまだ小さい状態です。どんな味がするのか早く食べてみたいですね。
1月20日撮影
つづく、、、
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