
2026年2月6日 徳島トマト担当の、‟にし”です。 前回はトマトの果実の大きさについてお話ししました(徳島トマト トマトの果実の大きさについて(2025.12.19更新))。 毎日寒い日が続きますが、ハウスの中では暖房を使いながら、トマトの収穫が順調に進んでいます。 この時期は病害虫の発生も少ないのですが、先日、一つのハウスで病気が発生してしまいました。 萎れている株を発見 ある日、いつものようにハウスで作業をしていると、一株だけ葉がぐったりと萎れている株がありました。 「株元が折れてしまったかな?」と思い根元の方をよく見てみると、茎の一部が茶色く変色し、枯れていました。 周りの株に広がっている様子はありませんでしたが、病斑部にはうっすらとカビのようなものが見えます。 調べてみると、これは【灰色かび病】という病気のようです。 灰色かび病とは? 灰色かび病は、糸状菌(カビ)が原因となる病気で、気温20℃前後の涼しい時期に、湿度が高いと発生しやすいようです。 感染は、咲き終わった花や、管理作業でできた傷口など、植物体の弱った部分から始まることが多いと言われています。 今回のケースですと、葉かき作業の際に残った葉の付け根(葉柄)から菌が侵入してしまったようです。 病気が進むと、茎の中の養分や水分が通る管が壊されてしまい、写真のようにスカスカの状態になってしまいます。 これでは、株の上まで水が届かずに萎れてしまうのも無理はありません。 今後の対策について 今回の発生を受けて、今後の対策を改めて見直したいと思います。 まず、葉かき作業の際は、下の写真のように葉の付け根をきれいに取り除くことで、菌の侵入口を減らすことが重要です。 また、冬場は暖房のためにハウスを締め切りがちですが、これが多湿の原因になることもあります。換気を十分に行い、ハウス内を乾燥気味に保つことも有効なようです。 着果後に落ちずに残った花弁も病気の発生源になることがあるため、こまめに取り除くことを心がけます。 せっかく順調に育っていても、一つの病気で株が枯れてしまうと収量に大きく影響します。 日々の観察を怠らず、健全な株を維持していくことの大切さを改めて感じました。 つづく、、、