9月9日
イチゴ栽培ブログ第35回です。
イチゴの苗は引き続き窒素中断を行っているところです。
今回は本圃の定植前の準備に関して紹介します。
本圃の方はクロルピクリン錠剤を使って土壌消毒をしていました。
透明のマルチを栽培ベッドに被せていたため、培地中の温度は暑い時間で45℃前後ありました。
今回は土壌消毒剤を使っているため培地温度はそこまで気にしなくていいですが、
太陽熱消毒の場合は50℃・2時間で炭疽病が死滅するとの研究結果がありますので、
なるべく高い方が良いです。ただし、あまりにもハウス内が高温になると塩ビの配管が外れたりするのでご注意ください。
クロルピクリン錠剤を販売している南海化学さんのホームページを確認すると夏季高温時の被覆期間は10日程度と書いてあり、2週間以上経過していたため、マルチを撤去しました。
次は耕うん機を使って高設ベッドの培地を耕して、天地返しを行いました。ベッドの底のほうの培地は過湿状態になっているため必ず混ぜましょう。
最後に、イチゴの株を撤去することで減った分のやし殻を足します。
ベッドの上に点滴チューブを敷設し、マルチを貼ります。栽培終了時に点滴チューブのエンドを開いて内部のゴミを捨てていないようであれば、栽培開始までにやっておきましょう。
栽培ベッドを乾かさないようにするために、点滴チューブからは水を流して培地を濡らしておきます。
今後のスケジュール管理は9月中旬に花芽検鏡を行い、花芽の分化が確認できたら定植します。
つづく、、、
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