8月16日
イチゴ栽培ブログ第34回です。
今回も育苗の管理に関して書いていきます。
本日より花芽分化を促すために窒素中断(肥料切り)を開始しました。
窒素中断は植物体中の窒素量を減らすことでイチゴの花芽分化を促進させる方法で、1か月程度行います。
窒素中断の期間は品種や施肥量によって異なるため気を付けてください。
早生性の品種などは花芽の分化はしやすく、過剰な窒素中断は芽無し株を助長するため注意が必要です。
イチゴの花芽分化は①平均気温、②日長時間、③早晩性によって影響されます。
一般的に平均気温が15℃以下では日長条件にかかわらず花芽は分化しますが、15℃~25℃では短日条件でないと分化はせず、
平均気温が25℃以上の場合は通常では花芽の分化は起こらないとされています。
徳島県の場合、去年の平均気温を確認してみると10月に入ってやっと25℃を下回るような環境なので、何もしなければ出蕾するのは12月くらいになります。
そうなるとイチゴが収穫でき始めるのは1月くらいになるので、クリスマスに間に合わず収入として大きく減ってしまいます。
窒素中断を行うことで出蕾が10月~11月に始まり、収穫開始が11月~12月になるので、クリスマスケーキにおいしいイチゴが乗っているということになります。
つづく、、、
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