2021年12月3日
イチゴ栽培ブログ第8回です。
今日は天敵の導入について。
当圃場では化学合成農薬を極力使用しないという方針のもと栽培しているため、天敵を導入しています。
その1つがミヤコカブリダニで、ハダニ類の卵と成虫を捕食してくれます。
ハダニ類以外にも花粉や微小昆虫も食べるため、ハダニ類が発生する前に放飼しておき、待ち受け型の天敵といわれています。
当圃場で導入しているミヤコカブリダニはミヤコバンカー®で、天敵保護装置「バンカーシート®」によって天敵が定着しやすくなっています。
2つ目がコレマンアブラバチで、アブラムシに寄生(産卵)することでアブラムシの密度を抑制してくれます。
コレマンアブラバチの定着を促すために、コムギをプランターに植えてムギクビレアブラムシを放飼しています。
いわゆるバンカープラントで、イチゴには害のないムギクビレアブラムシをコムギで増殖させ、イチゴにアブラムシがいなくてもコレマンアブラバチが増殖できるようにしています(コレマンアブラバチはワタアブラムシ、ムギクビレアブラムシ関係なく寄生します)。
これらの虫たちの働きでハダニ類とアブラムシ類には対応できることでしょう。
つづく、、、
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