2021年12月17日
イチゴ栽培ブログ第9回です。
引き続き今年定植している品種の紹介をしていきたいと思います。
・かおり野
三重県において育成・選抜されたオリジナルの品種で、女峰, 愛ベリー, とよのか, 宝幸早生, 章姫, あかしゃのみつこ, とちおとめ, サンチーゴを掛け合わせることで作られました。一番の特徴は炭疽病抵抗性を有することです。社内の栽培ではいくつか炭疽病に罹ってしまい枯れてしまう株がいくつかありましたが、かおり野は炭疽病で枯れた株はほとんどありません。また、極早生性のため出蕾が早いことも特徴で、当圃場のかおり野も既に1番果のピークに入っており、2番果の出蕾も始まっています。草姿は立性で株としてはボリュームがあります。果実は酸味が少なく、子供にも好まれるような味です。
12月3日撮影
・よつぼし
日本において種子繁殖型品種として2番目に登録された品種です。種子繫殖型イチゴに関してはよつぼしの研究を行っている種子繁殖型イチゴ研究会をご覧ください。特徴としては種子での繁殖が可能となるため、安価に健全な株を入手できます。草姿はかおり野と似ており、立性です。よつぼしの栽培は今年が初めてで、収穫をしていないため、食味はわかりませんが、甘みと酸味のバランスが取れた味とのことです。
12月3日撮影
通常であれば9月上旬~中旬定植ですが、当圃場では9月末に定植したため、生育が遅れています
次回も当圃場で育てている品種の紹介を予定しております。
つづく、、、
※名前とメールアドレスは公開されることはありません。