2021年11月12日
イチゴ栽培ブログ第5回です。
今回は電照について。
電照は休眠の深さを調整し、草勢を維持・調整するために利用します。
一般的に11月頃~翌年2月頃まで行います。
当圃場でもさちのかや越後姫など、かおり野や恋みのりなどと比較して比較的休眠の深い品種に葉が小型になる傾向がみられたため、11月10日より電照を開始しました。
当圃場には多くの品種が畝(ベッド)ごとに植えてあるため、電照が必要な品種のみに光が届くように調整しています。
日長延長方式を採用していて、電照のかけはじめは日没から3時間電照します。
日長延長方式は夕方を延長する(日没後数時間電照)方法と、朝を早める(日の出前数時間電照)がありますが、夕方延長のほうがハウス内温度が高いため電照の効果が出やすい傾向があります。
また、日長延長のほかに暗期中断方法や間欠電照法があるのですが、真夜中にハウス内に明かりが灯るため、防犯上の理由から当圃場では採用していません。
ちなみに暗期中断方法のほうが点灯時間が同じであれば日長延長方式より効果が高いと言われています。
電照もかけすぎると過繁茂になりますので、樹勢を観察しながら点灯時間を調整します。
つづく、、、
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