トマト担当の”たに” です!
本日はトマトの整枝方法についてご紹介します。
トマトの家庭菜園では栽培期間が短いため、成長点が支柱のてっぺんにたどり着いた時に摘芯、それまでは脇芽をこまめに取り除くという管理がおすすめです。参考リンク
一方で私たちのトマト栽培は、1月に定植し、7月ごろまで長期間収穫する予定です。そのため、4月上旬には支柱のてっぺんにたどり着きましたが、まだまだ摘芯するわけにはいきません。しかし、そのままではトマトはどんどん好き放題に伸びていきますので、私たちはトマトが効率的に光合成が行えるように、トマトを整える「整枝」をしています。
私たちは2パターンの整枝をしています。
①つる下ろし整枝
文字通り植物体が育つたびにつる下ろしをしていきます。「トマトハウス①、③」でしている整枝方法です。
植物はどんどん成長し、支柱のてっぺんに到達します。
てっぺんに到達した場合、「つる下ろし」を行います。
以降、てっぺんにたどり着いたらつる下ろしをするということを続けることで、長期間栽培します。
おそらく多くのトマト生産者がこの「つる下ろし整枝」か、または「ななめ誘引整枝」をしていると思います。
②Uターン整枝
一方で「トマトハウス②」では「Uターン整枝」をしています。
なぜ「つる下ろし整枝」をしないのかというと、「トマトハウス②」は条間が狭いのが理由です。
「トマトハウス②」ではもともと、いちごの栽培をしていた場所を改装してトマトを栽培しています。その関係上、「トマトハウス③」では条間が180㎝あるのに対し、「トマトハウス②」では条間が130㎝しかありません。もし、「つる下ろし整枝」をすると道がトマトで埋まり、通れなくなってしまいます。また支柱の建て方も「つる下ろし整枝」に向いていません。
そこで、条間がせまくても可能な「Uターン整枝」をしています。
「Uターン整枝」は支柱のてっぺん付近でU字誘引具を用います。その後はトマト果実の重さを利用し、植物を下向きに成長させます。下向きとは言っても、成長点は上へ上へと成長するため、U字というよりN字に近い形状をしていますね。
だんだんと暖かくなり、ハウスの中は場合によっては30℃近くになるようになりました。収穫も本格的に始まっており、現在は2段、3段目あたりを収穫しています。
暖かくなると、害虫が発生しやすくなり、また各種不良果も発生しやすくなります。
これからも油断せず、栽培を続けたいと思います!!
つづく、、、
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