徳島トマト 定植から収穫開始前までの管理

2025.03.21

2025年3月27日

徳島トマト担当の、”にし”です。

前回はトマトハウス➀のハウス内における温度ムラについて(徳島トマト ハウス内の温度ムラについて(2025.2.6更新))お届けいたしました。

現在のトマトハウス➀の様子がこちらです。

1月中旬に定植した株(上の写真右側)も順調に生長し、来月頭には収穫が始まりそうです。

今回は、定植から最近まで実施している栽培管理をご紹介します。

➀定植から最近までの防除

現在、トマトハウス➀では、目立った病気や害虫は確認されていませんが、コナジラミなどを対象とした予防散布は継続的に実施しています。

しかし、トマトハウス➀では夏ごろまでの栽培を予定しており、可能な限り化学農薬の使用回数を抑えたいところです。また、マルハナバチでの授粉を実施しているため、ハチへの影響を考慮する必要があります。

そこで、トマトハウス➀ではサフオイル乳剤など、使用回数制限がなく、マルハナバチへの影響が少ない資材を中心に、2週間に1度、予防的に散布しています。

サフオイル乳剤はコナジラミ類のすべてのステージに対して効果を示し、また忌避効果も確認されているため、コナジラミが確認されていない時期の散布にも適しています。

OATアグリオのYoutubeチャンネルに、サフオイル乳剤が殺卵効果を発揮する様子を撮影した動画を載せております。非常に興味深いものとなっていますので、こちらもぜひご覧ください。

➁定植から約1か月後 鉄力®トレプラス潅注処理

定植から約1か月後、新葉の葉色が薄い傾向にありました。

このため、鉄を始めとする微量要素欠乏を疑い、鉄力®トレプラスの潅注を実施しました。

現在では葉色も回復し、順調に生長しています。

病害虫や環境の影響を受けやすい生育初期は乗り越えましたが、今後も作物の様子を注視しながら、必要に応じて防除や施肥管理を実施していきます。

つづく、、、

※鉄力は愛知製鋼株式会社の商標又は登録商標です。

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