2025年7月25日 

徳島いちご担当の ” ざわ ” です。

今回は、3月末に親株を定植してから現在に至るまでの育苗の様子をお届けします。

親株の様子 

良質な苗を準備するにあたり、親株から太いランナーをたくさん出してもらう必要があります。過去のブログにて、親株の給液管理などを紹介していますので是非ご覧ください。

3月31日にプランターへ定植した親株(品種:さちのか)は、このような草姿でした。

小さな親株からは細いランナーしか出てきませんので、親株がある程度の大きさに成長するまでは、ランナーを取り除きます。定植して約1か月後の様子がこちらです。定植当日と比べて、葉や草丈が大きく、ランナーも十分な太さになっています。

受け苗の準備

親株を育てつつ、受け苗の準備も進めていました。親株をプランターに定植した時の培地はヤシガラでしたが、子株では、ヤシガラとボラ土細粒を混ぜ合わせたものを使用しました。その時の作業の様子がこちらです。センター長、新入社員とともに作業しました。イチゴの栽培では、春先から夏にかけて足腰にくる力仕事が増えてきますので、この期間における人員確保は必須ですね。

受け苗

6月に入ってから育苗トレーに子株を受け始め、約1か月で、必要な本数の受け苗を完了しました。親株の葉が子株に覆いかぶさり、光合成の邪魔になっていたので、受け苗完了後に、親株の葉をハサミで除去しました。

7月に入り、全体的に葉色が薄く、黄色味が出てきました。そこで、7月18日にタンクミックスF&B(タンクミックスF&B 1 セット/100 L)を600倍希釈して子株に与えました。

連休明けの7月22日、様子を確認すると葉色が少し濃くなり、青々としてきた様子でした。液体肥料は固体肥料と比べて作物への吸収が早いので、施用してからおよそ1週間でその効果が現れました。

おわりに

さて、今回はイチゴの親株と子株の生長記録をお届けしました。白と茶色の育苗トレーが、緑に埋め尽くされていく様子を振り返り、達成感と安堵の気持ちに包まれます。しかしながら、まだ育苗は続きますので油断は禁物。台風や猛暑が来る夏、日々の観察による病害虫の早期発見に努めながら、週1回以上の農薬散布を怠らずに気を引き締めていきたいと思います。

次回は、育苗期間における病害虫の発生と農薬散布についてご紹介します。

つづく、、、。

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