宮崎農場 プロバイオポニックスと一季成りイチゴ②

2025.01.17

宮崎農場の”ウラ”です。

今回も宮崎農場で行っているプロバイオポニックスと一季成りイチゴの状況をお伝えしたいと思います。

プロバイオポニックスで栽培しているミニトマトは天候不順が原因で樹勢低下が見られていましたが、現在は徐々に回復しつつあり、株の状態が良くなってきています。

初期成育はプロバイオポニックス区の方が良かったため、収量は化学肥料区よりプロバイオポニックス区の方が30%程度勝っていました。しかし、着果負担による樹勢の低下もあり、現在ではプロバイオポニックス区の方が「やや多い」にとどまっています。

一季成りイチゴに関しては、1番果の収穫が終了し、2番果の収穫が始まったところです。やよいひめは出蕾がかなり遅れていたため、前回のブログの段階ではまだ収穫が始まっていなかったのですが、12月末ごろからやよいひめも収穫をすることができ、全ての品種で収穫をしているところです。収量は12月末の時点でみくのかが最も多く取れています。糖度に関しては、12月末時点でどの品種も11度前後でした。

イチゴの栽培管理に関してですが、この時期は気温の低下や1番果の負担から、なり疲れになりやすいです。なり疲れになると根量が減少し、肥料を吸収できる量が少なくなるため、葉面散布剤の積極的な散布を行ったり、株の負担を軽減するために摘果を行うことをお薦めします。葉面散布剤は弊社のリダバイタルがお薦めです。リダバイタルにはグリシンベタインやアミノ酸などが含まれており、グリシンベタインによる低温障害の低減やアミノ酸によるスムーズな窒素代謝が期待できます。ご興味ありましたら、是非ご活用ください。

また、収穫したイチゴはプラスチックパック(約300g入り)と段ボール箱(1kg前後、季節によって変動)の2種類で出荷しています。パックや箱にきっちりと詰めようと思うと、技術の習得やパッキングに時間が必要となり、コストが高くなってしまうため、バラ詰めで価格を抑えて販売しています。

農場で収穫した作物はすぐ近くの直売所へ出荷しております。この直売所は昨年12月にオープンしたばかりで、毎日地元のお客さんで賑わっています。地元の名産品や新鮮な野菜、精肉などが販売されていますので、宮崎県にいらっしゃった際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

つづく、、、

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