プロバイオポニックス技術による作物の栽培④

2025.02.19

2025年2月17日

プロバイオポニックス担当の ”のり” です!

今回も前回に引き続きプロバイオポニックス技術による葉菜類、ミニトマト、メロンの栽培についてお話していきます。

・葉菜類の栽培

2024年12月25日より新たにリーフレタスの栽培を開始しました。

今作は前作で得られた知見をフルに活かした栽培条件としているので化学肥料区よりも新鮮重量が大きくなる ”はず” です!

また、今回から実際の生産現場に近い栽培形式に変更することとしました。

これまでは一斉に栽培ベッド全体に定植し、収穫期がきたら一斉に収穫を行う形式で栽培を行っていました。それを今回からは一定期間ごとに1区画のみ定植を行い、これを繰り返して収穫期となった部分のみを収穫する「連続栽培」に変更しました。

弊社では約2週間ごとに定植を行い、前回定植したパネルを一つ奥側(写真右側)に移動させ、空いたスペースに新たに定植したパネルを置き、これを繰り返すことで最も奥が収穫間際の株となるようにしています。

そろそろ収穫の時!化学肥料区 vs プロバイオポニックス区の模様はまた次回お伝えします!

・ミニトマトの栽培

前回もお伝えしたように昨年の12月10日に新たな苗を定植しました。

生育の安定した今年の1月10日より各条件下にて試験を開始しました。

試験開始一か月後の写真がこちらになります。

左1列は化学肥料区、右3列がそれぞれ栽培条件の異なるプロバイオポニックス区となります。

よーく見ると各列とも生育の様子が異なりますね!

一番右の列は有機質肥料の成分含量について検討をしている区となります。これまではその成分を増やすことは害でしかないと考えておりましたが、予想に反してプロバイオポニックス区3つの中では最も良好な生育がみられています。

やってみるものですね、これだから研究は面白い!

第一果房の果実が色づいてきたのでそろそろ収穫を開始しようと考えております。

・メロンの栽培

今年の1月20日に新たな苗を定植しました!

今作のテーマは糖度向上のための栽培条件の検討です。

メロンは生育が早く、定植の約3週間後にはもう受粉時期となります。

2月10日には20個の雌花の受粉を行いました。

2月14日までに24株で計100個程受粉できたことからも生育が良好なことがわかります。

2月18日には摘果をして玉を吊る作業を行いました。

これから果実肥大とネット形成が始まります。

さてどうなることやら!

また次回もお楽しみに!!

※プロバイオポニックスは国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の登録商標です。

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