徳島いちご担当の ” ざわ ” です。
現在のハウスの様子はこちらです。
2番果の収穫終盤で、3番果頂果が採れ出した株もあります。
厳寒期が終わり、桃や梅の花が咲いている景色を見かけるようになりました。イチゴの施肥灌水も、春先に向けて設定を切り替えるタイミングですね。
これからの季節、イチゴの給液は「施肥濃度を薄くして灌水量を多くする」ことがポイントです。
下図は、2023年10月~2024年4月に当圃場で栽培したイチゴ(品種:さちのか)の1日当たりの吸水量の推移を示しています。3月に入ると吸水量が一段と増加していたことがわかります。2月下旬からは、灌水回数や1回当たりの灌水量を少しずつ増やしていった方が良さそうですね。
また、吸水量が増えるということは、イチゴが吸収する窒素量も増えるということになります。2月と3月の施肥濃度を同じにしていると、3月の方がより多くの窒素を吸収することとなり、窒素過多による生理障害や食味の低下を引き起こしやすくなります。春先のイチゴの給液設定は、施肥濃度を薄くして、過剰な窒素吸収を起こさないように管理することが大事です。
つづく、、、
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