宮崎いちご 種子繁殖イチゴ①

2024.09.25

2024年9月25日

宮崎農場の『やぎ』と申します。

私が担当している種子繁殖イチゴプラグ苗の直接定植試験について、ご紹介します。

栽培品種はよつぼしベリーポップすずの2品種です。

品種名 よつぼし:登録番号26605 権利者 三重県、香川県、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構、千葉県  

品種名 MYAGMIE-1(ベリーポップすず):出願番号34944 品種登録出願中 権利者 株式会社ミヨシ、三重県

これらの品種は権利者様より許諾を得て栽培しております。

よつぼしは宮崎農場で昨年から栽培しており、今年で2作目です。

よつぼしは果実が鮮やかな赤色で、甘さと酸味のバランスが良く昨年定植した品種の中で、食味の評判がとてもよかったです。

花芽の連続性も優れており、前作では切れ間がなく収穫することができました。

ベリーポップすずは2021年に品種登録された品種で、弊社では今年から取り組む品種です。この品種を選んだのは、よつぼしよりも果皮が硬く、収量性が高く、栽培が容易との情報を得たからです。

よつぼしとすずの写真を比較していただくと、ベリーポップすずの生育が非常に旺盛なのが分かるかと思います。なんと、10月1日には出蕾を確認することができました。⇩

今年の定植は、7月下旬に406穴のプラグ苗。8月下旬に72穴のプラグ苗を定植。9月上旬に通常の7.5cmポット苗を定植しました。

通常、406穴プラグ苗を7.5cmポットに移植して育ててから定植する2段階育苗が行われています。

種子繁殖型イチゴを本圃に直接定植できれば、夏場の育苗作業をせずに済み作業の省力化が期待できます。

7月下旬の406穴プラグ苗定植直後の様子です。1cm角の小さな苗で、宮崎県の猛暑を耐えることができるか、不安でしたが、枯れる株は少なく、現在のところ、順調に生育しております。⇩

今後も、定期的に試験の様子をお伝えできたらと思います。

よろしくお願いいたします。

つづく…

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