
2025年10月21日 徳島トマト担当の、‟にし”です。 前回はトマトの根の観察の様子(徳島トマト 根の様子について(2025.08.25更新))をお届けいたしました。 トマトハウス➀の現状 先日の“たに”さんのブログでもあったように、9月1日に大玉トマトを定植し、新しい試験がスタートいたしました。 前作での結果や反省点を活かし、よりトマト栽培に役立つデータ取得を目指します。 さて、今回は、新しい試験のテーマにも関係する内容です。 目に見えない土壌の状態を、なんとか「見える化」できないか、というお話になります。 土壌水分センサ 今作では、弊社の土壌水分センサを使用した試験を実施予定です。 こちらがセンサの本体です。 この、丸で囲った箇所を土壌に埋め込むことで、土壌中の水分・EC・温度をモニタリングすることができます。 現在、ハウスに下の写真のように設置をし、データを取得しております。 下のように、センサ部分を培土に埋め込んで使用します。 実際に、取得している土壌水分データがこちらになります(土壌水分はあくまで相対値となります)。 このように、温度のデータと重ね合わせると… 気温が高くなった日(赤点線で囲った箇所)に、土壌水分が低くなっていることが確認できます。 この水分率に応じて給液量を調整できれば、植物に必要な水分を過不足なく与えることができるのではないでしょうか。 自律制御機能 土壌水分センサはゲートウェイと接続することで、土壌の水分状態に合わせて自律制御をおこなうことができます。 例えば、先ほどのデータでしきい値の上限・下限を図の赤線で設定すると、6時~16時の間給液をした場合、下記のように自動で給水量を増やしたり、減らしたりします。 このセンサを駆使して、より増収・省力化を実現できるようなデータ取得を目指します。 環境モニタリングについては、OATの養液土耕特設サイトにもまとめているので、ぜひこちらもご覧ください。 つづく、、、