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徳島いちご ミツバチ

2026.03.11
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2026年3月5日 現在の様子 こんにちは、徳島いちご担当の ” ざわ ” です。 現在、2番果収穫ピークが過ぎ、3番果が肥大しているところです。葉の長さや草丈も大きくなっています。収穫だけでなく、古葉かきやドロ芽取りなどの手入れにも時間が取られる日々となってきました。 今回のブログでは、受粉用昆虫として導入しているミツバチの様子を紹介します。 いちごの受粉とミツバチ ミツバチの餌は、花粉と蜜です。いちごハウス内では、これらを求めて活発に訪花活動を行います。ミツバチは花の中央を円を描くように回りながら花粉を集めるため、雌しべ全体に花粉を付着させることができます。全ての雌しべが適切に受粉されることで、いちごは変形することなく、きれいな円錐形に肥大します。 ミツバチがきちんと花粉を集められているのか、確認するためには、ミツバチの後ろ脚を観察してください。下の写真のミツバチの後ろ脚を見ると、黄色い塊がついていることが分かります。これは、ミツバチが集めた花粉を団子状に集め固めたものになります。このようなミツバチがいれば、確実に花粉を集めている証拠です。訪花しているミツバチや巣箱に戻ってきたミツバチを定期的に観察しましょう。 ミツバチの給餌  いちごの花には、蜜がほとんどありません。ミツバチは、花粉からタンパク質を、花蜜から炭水化物を取り込みますので、個体数を維持するためには蜜の代わりになる餌を与える必要があります。 月1~2回の頻度で砂糖水を作って与えています。砂糖水は、砂糖と水を1:1の比率で作成するのが一般的です。これ以上薄い濃度で作成すると、下痢を起こしやすく、ミツバチが弱ってしまいます。また、与えすぎも良くないようですので、1週間の砂糖水の減り具合を見ながら、量や頻度を調整しましょう。ミツバチがおぼれないように、割りばしなどで足場を作ることも忘れずに。 栽培期間中、いちごの花がほとんど結実してしまい、咲いた花が少なくなる時期があります。その場合は、代用花粉を購入し、巣箱の中に入れます。練り固められた状態ですが、巣箱の中の温度で柔らかくなり、ミツバチが食べられるようになります。 ミツバチの旋風行動 最近、日中の日差しが強くなり、ハウス内温度が27℃以上になることが増えてきました。巣箱の前でミツバチを観察していると、出入り口周辺で羽を羽ばたかせる個体を発見しました。巣箱の中でも同じように羽ばたかせるハチがいるようで、近くにいると、風を感じるほどでした。 これは、ミツバチの旋風行動と呼ばれるもので、巣箱の温度が35℃以上になることを防ぐために、巣箱内の暖かい空気を外に排出することで巣箱内の温度調整をしています。冬場から、常に毛布を巣箱にかけていましたが、日中は毛布を外した方が良さそうです。 今作は無事にミツバチの数を維持しながら、冬を超えることができました。本格的に暖かくなってくると、ハウス内にアザミウマやハダニなどの害虫が発生して、農薬散布の回数が増えてくる時期になっております。ミツバチへの影響日数を確認して、適切な農薬の選択をしていきましょう。 以前のブログで紹介したアグリオいちごマスターのAIコンサルタントでは、ミツバチに対する農薬の影響日数を聞けば教えてくれますので、是非ご活用ください。 つづく、、、。