徳島いちご プロバイオポニックス 

2026.06.18

2026年6月8日 

こんにちは、徳島いちご担当の ”ざわ” です。今年は、昨年よりも虫の発生が少ないようで、葉も果実も比較的きれいな状態でした。現在は水のみを給液して、培地中に残った肥料成分をできる限りいちごに吸収してもらっているところです。

プロバイオポニックスのいちご

今年は、培地耕の栽培ベッドを水耕栽培用に改変して、2列分のいちごを水耕栽培で育てていました。無機質肥料ではなく、有機質肥料を用いた水耕栽培、「プロバイオポニックス」です。今回のブログでは、プロバイオポニックスのいちごの栽培開始~終了までお届けします。プロバイオポニックスに関する詳しい説明は、過去のブログをご確認ください。

2025年10月~2026年4月

2025年10月上旬、育苗したいちご苗をポットに鉢上げして水耕ベッドに置きました。今回は鉢上げする際に、ポットの中には底石を入れ、残りの空間はパーライトという軽石(写真の白い粒)を敷き詰めました。水耕ベッドには水深2~4cm程度の培養液が流れていました。2週間くらいでようやくポットの底から根が見えてきました(根の様子 10月某日)。

11月、さらに根が伸長し、地上部の葉も大きくなってきました。よく見ると中央に1番花の蕾も見えてきました。

12月、1番果が肥大し始めました。10月に定植してから根が動き始めるまでに時間がかかり、培地耕のいちごよりも生育が遅れていました。しかし、根が動き始めてからは生育が早かったため、収穫開始時期は、培地耕のいちごと同等でした。

少し時間を飛ばして、3番果収穫時期の様子です。株は元気で、実も続けて収穫できています。この時期から、根の周りに付着しているバイオフィルムの量が増えてきており、水耕ベッド内の上流側の水位が高くなってきました。水位が高い分、上流側の根量が下流側よりも多いように見えます。

4月になると、ランナーがたくさん出てくるので、中々手入れが追いつきませんでした。この時期の根の周りには、大量のバイオフィルムが付着しており、白いはずの根が茶色に見えます。写真を見ると、まるで枯死した根のように見えますが、水でバイオフィルムを流すと、きれいな白い根の状態が確認できます。

終わりに

1作無事にいちごの栽培を終えることができました。プロバイオポニックスで作るいちごの付加価値を見出すために、次作では、今作の結果を踏まえて、栽培マニュアルのブラッシュアップをしていきます。

つづく、、、

※プロバイオポニックスは国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の登録商標です。

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